2000年12月12日記
URMA [うるま12月号]
沖縄の元気を伝える亜熱帯マガジン
2000年12月3日発行・三浦クリエイティブ・743円+税・80p
特集 琉球弧の島 奄美大島
「かの島は、珊瑚に守られた碧き海に浮かぶ。
八重の山々には太古の森が広がり、
生命の息吹に満ちあふれ
空は青くどこまでも澄みわたり。
竜宮の魚たちは群泳ぎ、
極楽の鳥達は清き流れの谷間にさえずる。
やわらかに包む月の満ち欠けに時を刻み、
風に季節の到来をゆだね、
潮の満ちひきとともに暮らす人々がいる。
神々を崇め、神々に感謝し、
森羅万象の神々とともに暮らす人々がいる。
島を唄い、歓びに踊る。
かの島は、ネリヤカナヤの島。」(扉より)
目次 太陽の藝術 草木染 重照代 故郷に誘われ、草木で色を染める。 陶芸家 中嶋夢元 黄金の比分率は、あの海を物差にしてうまれた。 新・沖縄料理 まるごと食べ歩き 奄美 |
出版王国・沖縄にあって、今一番元気のあるムック誌といえばこの『うるま』だろう。
当初は『島歌楽園』という奄美・沖縄のシマウタの紹介誌だった。
3年前に改名してVol33.毎回、沖縄の各地域を特集してきたが、
やっと「特集/琉球弧の島 奄美大島」の登場となった。ともに歓びたい。
写真と文章がしなやかで、奄美の「ホライゾン」)(20頁)的スタイル、といえばイメージしやすいかも。
ホライゾン的センスで、80頁、それも月刊!!
出版界における沖縄ビトの層の厚さとレヴェルの高さには、脱帽!するばかりだ。
きばらんば奄美!!あまみ庵!!という刺激も与えてくれる。
約半分(39頁)が奄美。
奄美の各スポットに収められた風景や人物は、見知った場所や個人ばかりだが、
沖縄ビトに切り取られたそれらのページは、また違った雰囲気をかもし出していて、
ムール、ヰヰダッカ(So Lovery)!!
最新の奄美スポットを知りたい方にはお勧めの一冊、デス。価格が安い!!
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