言いたい放題でごめんなんせ 片岡吾庵堂著 高城書房出版 1500円 ![]()
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西郷隆盛や島津斉彬といえば、鹿児島の人々の英雄、名君として不動の地位ができあがっているものとおもっていたら、魂消たことに、お膝元の鹿児島出身者が、異論爆弾を投下した。
「砂糖を耕作していた奄美大島での資料から島津氏の 『圧政』 に触れ、 『バカ』の一つ覚えで名君ぞろいと言うのか と書く。徹底して普通の人の目で郷土史を見た。西郷さんと女性のことも書いた。」(天声人語より)
奄美人には著者のような視点はなかば常識的だが、本書の意義は繰り返すようだが鹿児島人が問題を提起している点にある。開国130年にしてやっと、薩摩藩も武士たちの愚かな眠りから目を覚ましはじめたのだろう。鹿児島の郷土史の歴史的金字塔と言っても過言ではない常識をひっくり返す内容! とにかく面白い! (本処あまみ庵代表:森本眞一郎) 大久保ドンが一千万円の月給だったと!! タマガッタ!! 郷土史の常識をひっくり返す内容!とにかく面白い! 逆説あり、裏面史あり! 逆もまた真なり、か? 正面からは美談でも横目で見れば違う!! 朝日新聞の”天声人語”も応援!! 郷土史を考えるとき、学者先生たちと違って学問教養の低い我われ民衆から見たら、どう思うかという視点で精一杯かいてみました。 大所高所からのご批判もありましょうし、低い視点からの共感も期待しておる所であります。 |
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