![]() <<主な特徴>>
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田中一村も描いたクッカル(アカショウビン)が好きだ。特に今ごろキョロロロロ−と鳴きながら、春から夏にかけて奄美・沖縄地方で繁殖して、秋には東南アジアに戻って冬をすごすリュウキュウアカショウビン(別亜種)にあこがれる。来世にはできることなら、リュウキュウアカショウビンに生まれ変わりたい、とキョロロロロ−を聞くたびに想うほどにも、ぼくは琉球弧と東南アジアが好きなんだ。毎年、往復できたら嬉しくてキョロロロロ−と歌いたくもなるだろう。
この春、奄美野鳥の会が、奄美で記録されている291種のうち55種の迷鳥を除く236種を写真と解説つきの図鑑にコンパクトにまとめてくれた。ありがたい。全長・鳴き声・生息時期・生息分布、方言名などが、留鳥・夏鳥・冬鳥&旅鳥・旅鳥・迷鳥に分類されている。 野鳥にとっての命は名前のとおり野生、自然だ。だから野鳥の数は奄美の自然の豊かさのバロメ−タ−ともいえる。ちなみに、世界の野鳥種は約9000種、日本で555種らしい。小さな奄美群島だが、日本列島の半数以上が確認されていることになる。 奄美群島の主な探鳥地のガイドも載っている。 (本処あまみ庵代表:森本眞一郎) |
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