2009年5月  日

「薩摩藩奄美琉球侵攻400年記念事業」

実行委員会 会長 高岡秀規殿

住所

氏名

 

申し入れ書

 

 

私は、今回の意義深い事業について盛会を祈念している者の一人です。

 

現段階で「400年」の歴史認識はそれぞれに大きく分かれています。

にもかかわらず、当日、島津家の当主がこのことに関して、挨拶なさることは、奄美の歴史に誤ったメッセージを送ることになるのではと大変、危惧しております。

 

我々民衆の歴史を旧支配者の手打ちの挨拶で終わらせてはなりません。

五月二日のシンポジウムが、奄美・沖縄の歴史認識にとって取り返しのつかない「屈辱の日」にならないように衷心から願っております。

 

※ 島津家当主の挨拶を取りやめていただきたい!

 

一六〇九年以降の史実については未だ評価も定まらず、パネリストの金城正篤氏の著書『琉球処分論』を一読なされば、現在の奄美・沖縄の問題に波及するアポリアであることはすぐに察知できます。

 

重ねて申しいれいたします。

島津家当主の挨拶は時期尚早です。

絶対に取りやめてください。

 

以上